La Vie
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La Vieal denteはなれ でしたが 母屋 に昇格しました

La Vie の 旧宅
「アル・デンテ al dente」
は Doblog 村にありました

そのちいさな ドブログ村が、 2009年2月、ダムのどん底に沈んでしまいました

そんなわけで新しい地に旧家を移築し、現在は、旧宅の壁に掛かっていた絵をもう一度かけ直しているところです

        

旧家の移転先:
  duologue

   (一部画像を修復中)


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八朔の雪
8月下旬の新聞下欄に、全紙の3分の1を使ったこんな広告が載せられました。
 622_T168c.jpg
R-40本屋さん大賞文庫本部門 堂々第1位。 全国書店員さんから涙と感動の反響続々!!・・・と。



時代背景は1802年7月1日、大坂で淀川が決壊したときの回想シーンから 1814年の正月まで。今からおよそ200年ほど前のお話・・・。

と、書くと、これはもうテレビや映画の時代劇を想像しますが、史実に基づく歴史小説でもなく、腰に刀を差したお侍さんの剣豪小説でもなく、また十手取り縄の捕物帖でも、次郎長や忠治らの任侠本でもありません。

大坂から とある理由で上京した奉公人の娘が、江戸で繰り広げる人情小説であり、また料理手帖でもあります。巧みなストーリーの展開と人物構成、それにしっかりした時代考証と東西の味の違いなどが、きめ細やかに説明されており、ストーリーの展開もさることながら、思わずこれを食べてみたい・・と、楽しめる1冊です。


作家さんは兵庫県宝塚市生まれで、1993年に集英社のレディースコミック『YOU』に漫画原作者として初デビュー。その後、2008年に『出世花』(祥伝社)で時代小説の世界へと作家デビューを果たしたばかりの新進作家さんです。

2作目となるこの『八朔の雪』は今年5月に文庫本書き下ろしを発表して以来1ヶ月で13万部の大ヒットとなりました。7月には14万部を突破したと聞いて、新書発売から4ヶ月も経ってから、遅ればせながら求めた一冊です。 

  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

   『八朔の雪』 みをつくし料理帖 
     ――高田郁 ハルキ文庫(580円)


故郷の大坂で、少女の頃に水害で両親を失い、天涯孤独の身であった主人公の澪。大坂の食通に愛された名料理屋「天満一兆庵」の女将に拾われますが、板場で修行中に火事で焼け出され、江戸に出てきます。その江戸で、今度は娘を亡くした蕎麦処「つる家」の主人に拾われ、娘のように可愛がられます。調理場で腕を振るう澪は、大坂と江戸の味の違いに戸惑いながらも、天性の味覚と負けん気で日々研鑽を重ね、人気の創作料理をつぎつぎと発表していきます。そんな中、彼女の腕を妬み、非道な妨害を受け・・・。

全編を通じて、困難に遭うたび涙をこらえて前向きに進んでいく澪の一途な姿、澪を取り巻く運命的な縁、深い絆、そして優しい人々の人情・・・気がつけば涙が滲み出て止まりません。


     duo1

八月朔日(ついたち)、通称「八朔」は、吉原の遊女が揃って白無垢を着て客を迎える紋日(行事の日)で、『新吉原年中行事』には、「此日中の丁へ出る女郎は、皆々上着まで白無垢を着す、故事なり」と書かれてあります。まだまだ残暑の厳しい8月1日ではありますが、吉原では、花魁達が白無垢を着て吉原の中心部、仲の町へ道中をする習わしとなっており、白無垢姿の情景を雪に見立てて、『八朔の雪』と呼んだようです。

吉原俄(よしわらにわか)という遊女や幇間(ほうかん)らによる俄狂言や踊りを、遊女を買う気も買う銭も持たない素見の客がこの8月だけは吉原廓の仲の町で見物することができ、澪がそれを見に行った事と、澪がつる家で作った心太(ところてん)に掛けられた真っ白な砂糖が青白い月の光に照らされて雪のように映ったのを見て、つる家の主人が時季外れの「八朔の雪」と呟いたこと、この2つの話を絡めたところから、この小説のタイトルが『八朔の雪』と名付けられています。


duo-3
ストーリーは、「狐のご祝儀――ぴりから鰹田麩(かつおでんぶ)」、「八朔の雪――ひんやり心太(ところてん)」、「初星――とろとろ茶碗蒸し」、「夜半の梅――ほっこり酒粕汁」の4篇から成り、巻末付録として、それぞれの料理の作り方を収録しています。


続編、『花散らしの雨』は、10月15日の発売予定とのこと、早く続きを読みたくて、心待ちにしているところです。




この記事に対するコメント
おはようございます。
福山市の鞆の浦で、「八朔の馬出し」という行事があります。
大小の木馬、十台に、チビっ子がまたがって、
町中を練り歩くお祭りです。
僕は見たことないのですが、
子供たちの健やかな成長を願う伝統行事だそうです。
八朔が8月1日とは、初めて知りました。
ありがとうございます。
【2009/09/16 09:05】 URL | こうめい #- [ 編集]

◆こうめいぶるさま
こうめいさん、こんにちは。
「八朔の馬出し」・・・子どもたちの健やかな成長を願って。
そんな行事が鞆の浦にあるのですね。
旧暦ですから、今年はつい先日の9月13日が八朔でした。
元気な子どもたちが集まってにぎやかだったのでしょうね。

私が福山へ最後に行ったのはもう4年も前になります。
平成17年の1月に訪れて、阿伏兎観音へ行ってお守りを頂いたり、
ご親切な方に大仏様を見せて頂いたり、
保命酒をお土産に買って来たりした楽しい想い出があります。
http://d.hatena.ne.jp/duolog/searchdiary?word=%F0%DD%A4%CE%B1%BA&.submit=%B8%A1%BA%F7&type=detail
ありがとうございました。
【2009/09/16 13:46】 URL | duolavie #- [ 編集]

おはようございます。
duoさんの鞆の浦記事、前に読んだの覚えています。
今、改めて読むと、とても綺麗に紹介された素晴らしい記事ですね。
阿伏兎観音の前の岩場が、魚釣りのポイントです。
最近は行ってないです。(笑顔)
【2009/09/17 07:06】 URL | こうめい #- [ 編集]

時代小説にはやたら詳しく料理の話が載っていて作って食べられそうなのもありますよね。
いかにもduoさんが乗りそうな本ですね。

とろとろ茶碗蒸し
ほっこり酒粕汁   大好きなので気になります。
【2009/09/17 11:03】 URL | ぷりんちゃん #- [ 編集]

◆こうめいぶるさま
こうめいさん、こんにちは。
こうめいさんは、釣りもなさるのですか?
ラグビーから釣りまで趣味が広いですね。
私も昔は、岸壁での釣りですが、よく行きました。
太刀魚を日没から3時間くらいで30匹も釣り上げたことがあります。
その時は、最後にはエサが無くなってしまい、
釣った太刀魚のシッポを切って餌にしました。(笑)
ありがとうございます。
【2009/09/19 14:57】 URL | duolavie #- [ 編集]

◆ぷりんちゃん
ぷりんちゃん、こんにちは。
この本の料理に対する描写は、
みをつくし料理帖と副題がついているほどに
懇切丁寧です。
ストーリーとしてもなかなかしっかりとしているので
先が気になり、一気に読み切りました。(笑)
【2009/09/19 15:01】 URL | duolavie #- [ 編集]


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